昆虫操縦型ロボット


昆虫の適応能力を解明するために,昆虫自身がロボットを操縦する昆虫操縦型ロボットを開発した.
ボール上の雄カイコガは,雌の性フェロモンを受容すると探索行動を開始し,自身の歩行運動によってボールを回転させる.ボールの回転は光学センサで読み取り,ロボットの運動へ変換される.
この変換ルールを操作し,カイコガにとって不自然な状況を作り出しても,カイコガは視覚情報をもとに補正を行い,フェロモン源へたどり着くことが示された.